学童の一日/一年 | 学童での生活について

 がくどうの一日

14:30ごろ 下校/登所
宿題
自由あそび
外あそび
16:00〜 おやつ
そうじ
自由あそび
外あそび
17:50〜 おわりの会
18:00〜 降所

延長保育 19:30まで

 がくどうの一年

歓送迎会(卒所式・入所式)
新入所歓迎もちつき
親子運動会
キャンプ
プール
バザー(けん玉発表)
けん玉王決定戦
クリスマス会
駅伝マラソン大会
卒所旅行

その他 親子合宿・遠足・お誕生日会など

 ある日の風景

『がくどうの、なんでもない、ある日の風景』
〜指導員の日記(がくどう通信)より〜

いつもの公園では、どんぐりがたくさん落ちる季節になりました。 ある日、ケンタとモモコとナナで、どんぐりを拾うことになりました。 先に誰か拾った後なのか、始めはなかなか見つかりません。 しかし、公園の隅の方までしっかり探すと、小さいですが、 コロコロと落ちていました。一つ一つ拾い集めていくと、 だんだんと手に収まりきらなくなり、やがてポケットにも詰め込んでいました。 ふと気づくと、みんな水道の近くにある倉庫の裏に、こそこそと入って行きます。  「何をしているんやろう?」と思い、近づいてみると…

子どもたちは、容器に水を入れ、その中に拾ったどんぐりを入れて洗浄していました。 きちんと役割分担をしていて、ケンタがどんぐりを水に入れ、かき混ぜる。 ナナはそれを選別し、モモコが拭く。まるで小さな工場のようでした。 みんな楽しそうに作業を進めていました。 そして、きれいになったどんぐりを袋に入れて、ケンタが大事そうに学童に持って帰りました。

また別の日、今度はユウマとソウタとリョウが、朝からどんぐりを集めていました。 ペットボトルにどんぐりを詰めこみながら、公園中をうろうろ歩いていました。 昼からはハルキも加わり、朝に拾ったどんぐりを使って工作をすることにしました。 どんぐりの平らになっている方に穴を開け、その穴に楊枝を差し込んだら「こま」の完成です。 作品ができあがると、次は、作った「こま」で対決しよう、ということになりました。

それぞれ慎重に自分のどんぐりを選び出し、個性を出すために好きな色で模様を描きました。 ひとつ出来上がると試しに回してみました。始めはきれいに回るのですが、 軸がずれているせいか、すぐにグラグラして倒れます。ユウマもソウタもリョウも、 みんな同じようになっていました。
「じゃあ、もっと安定したん作るわ!」と、三人はもう一つより良い物を目指して作り始めました。

その間ハルキは黙々と、ちょっと見た目の違うこま作りに取り組んでいました。
「さすが工作上手なハルキだな!」と感じました。ハルキの作品は、基本のどんぐりに四箇所穴を開けて楊枝を刺し、 四つの先にそれぞれどんぐりをくっつけた大きめのこまです。 回してみると結構きれいに回りました。 しかし、少し重すぎて長くは回らず、 「これ、安定はまあまあええけど、重すぎる。」と、笑いながら言っていました。 ハルキも二個目に挑戦です。

みんな納得の行くこまが完成し、いよいよ対決です。 全員一緒にせいので回し始めます。私が最初に脱落し、それに続くようにユウマも脱落しました。 ソウタは、はじめのより小ぶりなどんぐりを使い、いつまでも回り続けていました。 ダントツでソウタの勝ちでした。 一個目とは全然違う安定した回転に驚きました。 ユウマもどこかうらやましそうでした。 最後にハルキが笑いながら出してきたこま「ハルキ二号」は、殻を剥かれたこまでした。 見た瞬間おもしろくて笑ってしまいましたが、殻がないことで思い通りの形に削れ、 安定した回転を作りだすことが出来ていて感心しました。

みんなの個性が出た、どんぐりのこま作りは、とても楽しかったです
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